結婚を前提に付き合うと聞くと、カップルがゴールインに向けて幸せな日々を過ごしている印象を受けます。しかしカップルにとっては人生の新しい門出という大きなイベント。相手から結婚を意識した付き合いを提案されるや否や、嬉しさと不安が同時に押し寄せるものです。
一概に結婚を前提に付き合うと言っても、フィアンセと恋人の立場では意図や状況が異なるもの。そこでプロポーズの有無別に、結婚を前提に付き合う意味をまとめました。幸せな結婚を実現するためにも、ここで慎重にパートナーを見極めましょう。
かつては大好きな彼氏からプロポーズをされると、結婚前提のお付き合いが始まったものです。素直にフィアンセになる幸せな瞬間でした。しかし離婚率の高い現代では、結婚生活を営む上で必要とされる要素を見出すテスト期間となっています。
プロポーズ後のカップルが結婚を前提に付き合うときに重要なのが、結婚に対する自覚です。告白された恋人のように過ごすのとは異なり、結婚は一時的なものではありません。お遊び感覚で結婚に臨んでは、継続が難しくなります。
特に若いカップルの場合は電撃結婚が多く、結婚生活で現実を見ては我慢できなくなることも。独身時代のように好きなものを購入したり、海外旅行をしたりするのは、まずお預けと納得する姿勢が望まれます。
結婚はパートナーだけでなく、両家の家系に入ることになります。住んでいる距離に関係なく、挨拶や訪問は欠かせません。結婚相手には義理の両親と協調しながら付き合っていける素質もチェックする期間です。
とりわけ嫁と姑は犬猿の仲になりやすいので、トラブルを未然に防ぐ対応ができるかも要求されるでしょう。
結婚生活は親と一緒に過ごす以上に長いものです。生まれも育ちも異なる夫婦がこれから長い人生を歩むには、人生観が同じでないとギクシャクします。物件購入などの大きな買い物や年金生活などのプランを、結婚を前提に付き合う期間で互いに確認しましょう。
同じ人生観を持って生きることは、夫婦生活の軸となります。ときに夫婦喧嘩をしたときでも、持ちつ持たれつの関係を維持できるでしょう。
これから2人でそしてこれから生まれてくる子供と一緒に、家族を築き上げる態勢は不可欠です。結婚しても夜遊びをしたり、必要なとき連絡が取れなかったり家族に見向きしないのであれば結婚生活が不安定になります。
現代の夫婦は共働きが多いので、夫でも臨機応変に家事を手伝ってくれると妻のイライラも和らぐでしょう。料理や掃除は妻任せの亭主関白では、慌ただしい結婚生活が成り立ちません。特に妊娠中や育児の時期は助け合いながら仕事と両立することが、夫婦円満の秘訣になります。
相手が本気で結婚する気があるのか、フィアンセの親戚に自分が紹介されているのかチェックすることも結婚を前提に付き合うポイントです。心から一生のパートナーとして認めているなら、両親を通して親戚にも自分の存在が大きくなっているはず!
恋人のときはわがままを言ったり、自分の都合に合わないとふてくされたりしたものです。しかし結婚相手としてさまざまな状況を乗り越えるためにも、相手に一歩譲る寛容さが求められます。
自分の言うことを聞いてくれないと、自分だけ被害にあった態度を取っては先に進めません。お互い尊重しあって生きていけるかは、結婚を前提に付き合う意味として重要です。
プロポーズが公式に済んでいなくても、結婚を前提に付き合うカップルもいます。プロボーズ前にさらに知っておきたいチェックポイントは、正式にフィアンセとなるための基本的な条件であります。本当に婚約者として相手は適性なのかチェックしましょう。
プロポーズ後に恋人が浮気をしていたと発覚しては、結婚どころではありません。そこで結婚を前提に付き合うときには、相手の異性関係をクリアにしておきましょう。他の異性に思いを寄せているのは論外ですが、1人ずつ恋人との関係を説明してもらいます。
単なる友達といっても、ふとしたときに恋人に発展する可能性も。特に仲の良い異性友達は時間をかけて様子をフォローしておきましょう。恋人を疑い過ぎると逆効果になるので、特にこれといった疑いがない限り不必要に盗み読みしないようにします。
恋人に金銭感覚がしっかり備わっているか、結婚を前提に付き合う間に知る必要があります。フィアンセになる相手が浪費家で、借金をあちこち作ってしまえば家計のやりくりが困難に。
節約や貯金をすることができないのでは、プロポーズどころではありません。フィアンセになってからでは遅いので、デート中の食事やショッピング、所持品などからお金の使い方がわかります。
誰にでも習慣があるものです。しかしギャンブルや酒癖が悪いなど、結婚生活に影響を与える癖は考えものです。恋人同士では1人の問題である癖でも、結婚すれば2人の問題になります。自宅でデートをするときに、相手の部屋をぐるっと見回して怪しいものがないか探しましょう。
また夜間外出したり、良くない仲間とコンタクトがないかもコントロールしておくに越したことがありません。さらに喧嘩をしたときに、暴力を振るうなどDVの兆候がないかまとめてチェックしておくと安心です。
突然アクシデントが起こったなど、場合によって約束を守れないことはよくあります。しかしこれからフィアンセになる相手には、無意味に約束を破って欲しくないものです。本当に自分に誠実でいてくれるのか、あえて約束をして試してみます。
大切な約束をいつも守ってくれるなら、フィアンセとしてふさわしいです。ときには自分が忘れたのに相手が覚えていてくれた場合は、信頼度もアップ!
嘘は方便でもありますが、相手に被害を与える嘘はよくありません。結婚を前提に付き合うプロポーズ前に、改めて恋人が正直であるか確かめます。恋人のときには許されていたことでも、フィアンセとしては許容範囲が狭くなるものです。
特に異性関係やお金に関しては、シビアに判断する必要があります。
恋人とトラブルが起こるたびに、親に言いつけて自己防衛する方もいます。マザコンやファザコンでは、これから2人で新しい人生を築いていくフィアンセとして失格です。
大切なことを両親に決めてもらうのでは、自分の存在を否定されたのと同じ。義理の親との付き合いも不安にさせるので、結婚を前提に付き合う期間を利用して、一度相手の両親と出かけたり食事をして確認しましょう。
結婚を前提に付き合うという意味は、カップルのプロポーズの有無によって変化します。いずれも幸せな結婚には欠かせない内容なので、お互いに両目を開いて幸せな結婚へ結びつけましょう!