苦しい恋愛をしている、いつも誰かと恋愛をしていないと心が落ち着かない…。そんな恋愛依存症に陥る人が急増しています。特に女性に多い恋愛依存症。心の安定と幸せな未来を掴むために、恋愛依存症から抜け出す努力をしてみませんか…?
恋愛依存症とは、付き合っている相手、もしくは付き合っているという行為自体に執着・依存する症状です。現在恋人がいる場合は、常に不安が付き纏っていたり、必要以上に相手を束縛する傾向にあります。恋愛をしていれば多少なりとも不安になりますし、相手の動向が気になりますよね。しかし、恋愛依存症の場合は生活に支障をきたすほど依存してしまうのが特徴です。
また、常に恋人がいる状態ではないと不安になり、次から次へと恋愛を繰り返します。いわゆる恋愛体質と似た症状ですが、恋愛体質と恋愛依存症には大きな違いがあります。恋愛体質は「恋をしたい、恋人がができたらいいな」と願うのに対し、恋愛依存症は「恋人がいないとダメ」という義務感にとらわれてしまうのです。
では、恋愛依存症には具体的にどのような症状があるのでしょうか。代表的な症状を四つピックアップします。
恋人ができると、その人のことで頭がいっぱいになり相手中心の生活になることは少なくありません。これは誰にでも起こり得ることです。注意すべきなのは生活に支障をきたすほど相手に依存してしまうこと。恋人からデートに誘われた時のために他の人との約束は一切入れない、服や持ち物を全て相手の趣味に合わせてしまう…。このような兆候がある場合は要注意です。
相手のことを優先するばかりに、他の友人関係や仕事が疎かになるのも恋愛依存症の特徴です。相手とずっと一緒にいられるなら、家族や仕事などは全て捨ててもいい…。このような危険な考えを持ち始めたら要注意。そのような人は「自分はこんなに尽くしているのに、どうして相手は同じように返してくれないの?」と相手に気持ちを押し付けがちです。
恋愛依存症の人は、相手が何をしているのか全て把握したがります。LINEなどで相手の予定や行動を聞き出す、相手のSNSを常にチェックしている…。このような症状がある人は要注意です。毎日のように電話やLINEでのやり取りをしているカップルも多いと思いますが、少しでも連絡が来ないと不安で仕方がない人も恋愛依存症の可能性があります。
大好きな人と恋人同士になれたら、その関係性を長く続けたいのは当然のことです。しかし、今の2人の関係性を楽しむよりも、いつか相手を失うことの不安で頭がいっぱいになる場合は要注意!マイナス思考が頭を離れず、目の前にいる恋人にネガティブなことを行ったり、相手を責めてしまったりすることも少なくありません。
恋愛依存症になりやすい人とは…?「こういう人が絶対になる」とは言い切れませんが、以下のような人は恋愛依存症に陥りやすいと言われています。
いかがでしたか?誰しも1つくらいは当てはまるかもしれませんが、2~3個当てはまった場合は恋愛依存症になりやすいタイプかも。もともと控えめな性格で、他人に合わせてしまう人は恋愛依存症になりやすいと言われています。
恋愛はすばらしいことですが、恋愛依存症に陥るのは幸せなこととは言えませんよね。幸せな恋愛をするためにも恋愛依存症を直すことをおすすめします。そこで続いては、恋愛依存症の克服方法を紹介していきます。
恋愛依存症の人は自分に自信がなく、自分と向き合うことを避ける傾向にあります。また自分よりも相手のことを優先し、相手の顔色を伺いながら行動する人が多いと言われています。大切な相手がいるのはすばらしいことですが、自分としっかりと向き合えない、自分を愛せないのは寂しいですよね。そこで、まずは自分自身としっかりと向き合うことが大切です。自分自身を見つめ直し、自分を愛してあげればきっと自信が持てるはず。相手に依存しすぎることもなくなるでしょう。
恋愛依存症の人は、恋人以外に何も見えなくなる傾向にあります。相手と過ごす時間はもちろん、相手を監視・束縛すること自体が趣味になりがちなのです。これではお互いに幸せになれるはずがありません。そこで、自分が没頭できる趣味を見つけることをおすすめします。恋人のことを考える時間を減らせば、心の余裕が生まれて相手とのお付き合いも上手くいきますよ。
スマートフォンは生活に欠かせない便利なアイテムですが、恋愛依存症を悪化させる1つの原因でもあります。常にスマートフォンを触っていれば、つい相手に連絡をしたくなるしSNSをチェックしたくなるもの。そこで、部屋にいる時はスマートフォンから離れる時間を作りましょう。必要な時だけスマートフォンに触るクセをつけることで、スマホ依存症も予防できて一石二鳥です。
恋愛依存症の人は、恋人ができた途端に同性の友達との付き合いが悪くなる傾向にあります。相談する相手がいなくなることで、物事を客観的に見れなくなってしまう危険性があるのです。それを防ぐために、同性の友達との時間を大切にしてください。友達に恋愛相談をしてアドバイスをもらうことで、自分や相手のことを客観的に見れるようになります。「それっておかしいよ」と正直に言ってくれる友達がいれば、自分が恋愛依存症だとにも気づきやすいはずです。
知らず知らずのうちに陥ることが多い恋愛依存症。彼・彼女がいるのになぜか苦しい、常に恋人がいないとダメになる…。そんな心当たりがある人は恋愛依存症の可能性があります。恋愛依存症は自分自身の心を追い詰めるだけでなく、相手にも大きな負担を掛けてしまいます。もしあなた自身が恋愛依存症という自覚があるなら、今回紹介した克服方法を試してみてはいかがでしょうか。